知っておくと安心?もし心の病になっても慌てないために

知らないことや分からないことって少なからず不安が伴うものです。自分が心の病かもしれないと思ったとき、精神科や心療内科といった心療系の医療機関を訪ねると思いますが、なじみのない診療科だけに、どんな場所か?どんな検査をされるのか?と不安に感じるかもしれません。どんな診察をされるのかが少しでも分かっていれば、不安も軽減されるはずです。

 

まずは心療科の診察といっても基本的には内科などの医療機関と大きな違いはありません。どんな診療科でもそうですが、インフォ―ムドコンセント(十分な説明と同意)を原則としていますから、医師との話合いでは患者さんが納得できるよう説明を求めることができます。特に心の病では医師との信頼関係が治療を大きく左右します。不安な点があればどんどん尋ねたほうがよいでしょう。

 

診察室は基本的にシンプルにつくられていることが多く、患者に心的負担がかからないようレイアウトされています。診察ではまず、名前、年齢、職業、独身か既婚かといったことを質問され、来院は自分の意志かどうかなどが確認されます。その後症状について聞かれますが、ここでは自由に自分の悩みや苦しみを話すことができます。医師はあなたの言うことを遮るようなことはせず傾聴してくれるでしょう。

医師は話を聞いて、自分が引き受けられるか、他の医療機関を紹介すべきかを判断し、前者であれば治療計画を提示しくれます。その治療計画を了承できれば治療へ進み、拒否すれば終了ということになります。

 

いかがだったでしょうか?もちろん各々の病院によって多少の違いはありますが、大まかには上記のような流れで進みます。心の病の治療は症状によっては長期に渡る場合もありますから、信頼できる医師との出会いが大切です。合わないと思ったら拒否することもできるので、まずは一度受診をしてみることをお勧めいたします。

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